Ahresty

社長メッセージ

 

社長メッセージ

2021年度上期の業績と今後の見通し

 21年度上期の受注量は、コロナ禍で大きく落ち込んだ20年度上期を底に回復してきましたが、コロナ前の18年度に比べ7割程度の水準に留まりました。世界的な半導体不足、東南アジアでの新型コロナ感染拡大による部品供給ひっ迫から自動車減産が続き、年初計画を下回りました。また、昨年夏から続くアルミ地金市況の高騰により原材料の調達コスト増も重なり、21年度上期の業績は不本意な結果となりました。株主の皆様にはご心配、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。下期より顧客各社の生産回復が計画され、当社の受注も第4四半期より回復が見込まれますが、コロナ前との比較では、まだ8割程度の水準に留まる予測です。世界の自動車需要は旺盛であり、部品不足が解消され早期に生産回復することを期待しております。

このような厳しい外部環境のなか、当社では収益体質の改善・強化を進めております。原価低減においては、19-21中期経営計画に基づき、生産性改善と共にリーンな生産体制の構築を進めております。生産規模に合わせた適正な人員配置、ラインの工夫、業務見直し等の効率化で、連結総人員は19年度で7300名余から約6100名まで減少しました。更に、ダイカスト金型製作においては、国内の金型製作事業会社3社を統合し、グループの海外ネットワークも活用してグローバルでの金型生産分業を進め、競争力を強化してまいります。

電動化に向けた当社の対応

 自動車の電動化は、当社のマーケットである日本、北米、中国、インド全ての地域で進展しています。当社では、全地域で積極的に電動車(EV、FCV、PHEV、HEV)搭載部品の受注活動を行っております。その結果、新規受注品における電動車への搭載比率は、18年度は約13%でしたが、21年度は上期時点で約65%まで上がり、今後さらに向上すると予測しております。これらの受注製品は、HEVへの搭載部品が多くを占めますが、現在EV関連部品の営業活動も強化しております。今後もビジネス領域拡大を目指し、各国の状況変化を捉えながら営業活動を展開してまいります。また、当社グループは、「アルミダイカスト製品供給によるクルマのエネルギー消費効率向上」、「エネルギー効率の改善等による使用化石燃料資源の低減」に取り組み、気候変動への対策に貢献し、社会と共に持続的成長を目指します。

2040年ビジョン・ありたい姿

自動車産業の変革が本格化しています。2050年カーボンニュートラルという地球環境のための変革、自動車の電動化という大きな変化の中で、私たちも変わらなければなりません。2038年に当社が創立100周年を迎える事も見据えて、国内外の若手社員が新たなビジョンの検討を行い「軽量化で地球の未来に貢献する」、「Ahrestyで良かった!を実現する」、「技術探究を続け、唯一を生み出す」の3つをありたい姿とした2040年ビジョン『期待を超える2040』をまとめました。この2040年ビジョン達成のための重要な中間目標地点として「新10年長期ビジネスプラン」を現在策定中です。更に来年度からの次期中期経営計画において具体化し各施策を推進します。事業環境は今後も大きな変化が予測されますが、2040年ビジョン達成に向けてグループ一丸となって企業価値向上に努めてまいりますので、一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

代表取締役社長&CEO 高橋 新