Ahresty

社長メッセージ

第98期第2四半期の業績と今後の成長に向けた施策、

当社の考えるガバナンスについて

社長メッセージ

大変残念ながら上期の業績は不本意な結果となりました。前年同期に引き続き国内は大型ダイカスト製品の需要は旺盛でしたが、燃料費の上昇や値引き、労務費などが影響いたしました。海外では、メキシコ・インド・中国が増収となりました。収益面では、アジアセグメントの中国の収益力がやや鈍化したもののインドが引き続き増益となりました。北米では、アメリカ工場の改善プロジェクトを進めており改善の兆しがありますが、収益への寄与にはもう少し時間を要します。また、海外セグメントにおいては一時的な減価償却費増加の影響も出ております。

上期の状況から通期予測の修正をいたしました。市場の状況は不透明感がありますが、生産性の改善などを通じた原価低減、アメリカ工場の改善プロジェクトを真摯に進めて参ります。

中国と米国の貿易戦争、NAFTAからUSMCAへの変化、英国のEU離脱、TPPなど目まぐるしく変化する世界情勢の中で、市場や需要変化の予測が大変難しくなっています。今後の成長に向け、足元では、変化する市場に対応しているお客様のニーズを敏感に察知した営業活動を進めております。一方で、100年に一度と言われる自動車の大変革が進んでいます。CASE(コネクティッド、自動運転、シェア、エレクトリック)の中でも特に「E」は、エンジンなど内燃機関に依存する当社の事業への影響が甚大です。電動化に用いられる部品の受注獲得、アルミダイカストによる車体部品の軽量化での貢献を柱に受注拡大、技術開発を進めております。

EV(燃料電池も含む電気自動車)も徐々には増加しておりますが、当面は電動化(レンジエクステンダー、PHEV,HV)が主流となって行くと思われます。これらの市場での受注獲得も積極的に進めております。

今期では、電動化部品などの生産対応のために山形工場の増築に着手いたしました。また、需要の増加が見込まれる中国では、合肥工場の鋳造・加工建屋の拡張が完了し増産に向けた準備を進めております。

当社のガバナンスについては、取締役会の監督機能を高める一方、業務執行取締役等への権限移譲を行い経営効率の向上、迅速な経営判断を行う体制を整備するため、2015年より監査等委員会設置会社へ移行し社外取締役を増員してまいりました。現在では、取締役11名中、社外取締役4名という体制となっております。社外取締役は、自動車部品産業、アルミ産業、経済学者、税理士という方々により、当社がグローバルなものづくり企業として継続的に事業拡大・発展していく上で重要な視点を取り入れることのできるガバナンス体制となっております。毎月開催される取締役会においても活発な議論が交わされております。また、執行役員も含めた株式報酬制度を今年度より取り入れ、株主の皆様と視点を共有化すると共に業績と報酬の連動性を高めております。

皆様のご理解、ご支援を引き続きお願いいたします。

 

代表取締役社長 最高執行責任者
高橋 新