
アーレスティは、ダイカストの進化を求めるニーズを先取りして、新しい材料・工法の研究・開発に取り組んでいます。
テクニカルセンターは、アーレスティの技術開発の中枢であり、世界各拠点での同一品質生産を実現するためのサポート拠点としても機能しています。


本社テクニカルセンター(愛知県豊橋市)

実験用2250トン鋳造機
各種試験機による材料特性評価
電子顕微鏡による観察・分析
充実した設計・解析の推進体制
CAEによる最適形状の実現
生産性の高い製造工程への支援体制
最適な生産条件の設定
アーレスティは、より高い品質、高効率の生産が可能な工法や技術の研究・開発に日々取り組んでいます。
T7熱処理が可能で、自動車のボディ部品等に要求される伸びや強度(0.2%耐力)を改善
これまでの減圧ダイカスト法に比べ、キャビティ内の真空度を高めることで、より高品質な大型肉薄製品への適用が可能な工法です。
[適用可能な部品]
シャシー部品、ボディ部品、EV/FCVケース部品

ダイカストの常識を超えた「桁違い品質」を実現
普通ダイカスト法と比べ、極めて機械的性質に優れた製品を生み出すダイカスト法です。足回り製品を中心に適用範囲を大きく広げたアーレスティの独自工法として、2004年経済産業大臣賞を受賞しました。
[適用可能な部品]
サスペンション部品、エンジン・ミッションマウント、ブレーキ部品

熱処理(T6)による強度向上、溶接、硬さを解決
キャビティ内の空気を酸素で置換し、ガス欠陥を大幅に減少。自動車部品への適用により、軽量化・燃費対応への貢献を可能にしたダイカスト法です。
[適用可能な部品]
各種マウント・メンバー部品、ブラケット、耐圧部品
| 引張強さ | 0.2%耐力 | 伸び | |
| 鋳放し(F) | 245[MPa] | 149[MPa] | 1.9[%] |
| 熱処理(T6) | 321[MPa] | 262[MPa] | 2.2[%] |
| 熱処理(T7) | 276[MPa] | 186[MPa] | 4.2[%] |
(ADC12)