“海外8拠点から、世界市場へ” アーレスティが考えるグローバル展開の未来
アメリカ合衆国、メキシコ、中国(広州、合肥)、インドと5つのダイカスト工場を持つアーレスティ。日本にとどまらず、北中米・アジアといったグローバルなマーケットに向けて事業を拡大しています。世界的に自動車の軽量化要求が高まる中、アーレスティのアルミダイカスト技術へのニーズは増大する一方。エリアごとに異なるニーズを的確にとらえ、各国で培った教育体制、生産技術、品質システムの良さを全拠点で共有し高め合えることは、グローバル展開の大きな利点です。全拠点において統一された「アーレスティ・プロダクションウェイ」の構築を推進し、世界のお客様に最高品質の製品をお届けすること。それが、私たちの掲げるビジョンです。
世界水準の「技術」と「働き方」に触れ真のグローバル人材へ
アーレスティの日本人社員が海外拠点で働くチャンスは、年々増え続けています。彼らのミッションは、さまざまな技術やノウハウを海外に広げ、グローバル展開を推し進めること。同時に、世界の生産拠点や市場の実情を自ら体験し、そこで得た知見を日本で役立てることもまた、大切な役目となります。今後、アーレスティのビジネスにおける海外市場の比重はますます大きくなるでしょう。その中で「海外の技術・ノウハウ」や「海外での働き方」を身をもって知っている人材は貴重な戦力となります。海外の仲間と共に切磋琢磨し、世界市場に立ち向かう。そんな刺激的な働き方を当社なら実現できます。
語学研修・海外研修制度などグローバル人材の育成に向けたフォローも充実
海外で活躍するためには、語学、文化、商習慣など、さまざまな壁を乗り越える必要があります。海外経験がない人や語学が苦手な人は不安を覚えるかもしれませんが、ご安心ください。アーレスティでは社内で語学研修を開いており、ネイティブスピーカーらプロの講師によるレッスンを受けることができます。渡航の諸手続きや、海外勤務が始まってからの現地での生活も会社がしっかりサポートします。さらに近年は毎年1名を選抜し、アメリカ・オハイオ州のアーレスティ・ウィルミントン工場で1年間の語学研修も実施。アメリカの新規プロジェクトに参加することで、語学力と海外の知見を同時に磨くことができます。
先輩社員の声
生産技術部
設計課
東山 直史
工学部機械科卒
2010年入社
アメリカでの研修経験を活かし、
アジア、欧州でも活躍してみたい
海外研修の内容について教えてください。
私は昨年1年間、語学研修生としてアーレスティウィルミントン(アメリカのグループ会社)で新規製品開発プロジェクトに参加させてもらいました。製造に関わる工程をトータルに見ることができた上、お客様や共に働くスタッフの多くはアメリカ人。海外の最新技術に触れることができたことは大きな収穫でしたし、それ以上に宗教や文化・風習、商習慣の壁を越えてプロジェクトを成功させるという仕事は非常に刺激的な経験でした。
現在はどのような仕事をしているのですか。
帰国してからは、中国拠点での生産を目的とした製品設計及び海外メーカーを顧客とした製品設計などに携わっています。海外の生産ラインは、日本とはレイアウトや使われている設備が全く違い、中には日本よりも優れたものも少なくありません。そうした未知の技術に触れられるのは刺激的な体験ですし、海外で得た技術を日本に取り入れていければと思っています。また、中国拠点に行って感じたのは現地スタッフの向上心が非常に高いこと。現状に満足せず積極的に改善提案をしてくれるので、設計者として日々勉強になります。
今後はどんな仕事にチャレンジしてみたいですか。
直近の目標は、中国拠点の現地スタッフに中国語で挨拶ができるようになること。将来的には、ヨーロッパを舞台にした設計プロジェクトで活躍してみたいと考えています。そのためにはドイツ語やフランス語も学ぶ必要があるでしょう。私は学生時代をアメリカで過ごしたこともあり、もともと海外で働くことに関心を持っていました。積極的に海外事業を展開し、グローバル人材の育成に注力している当社で、世界に通用する設計者に成長したいと思います。
ある一日の仕事の流れ
-
8:30
出社
メールチェック
予定確認 -
9:00
ダイカスト化の
製品検討 -
13:00
顧客への
提案資料作成 -
14:00
解析モデル作成
-
17:15
退社
東海工場
鋳造技術課
八木 浩一
生物理工学部
機械制御工学科卒
2001年入社
4年半のメキシコ赴任を
公私ともに満喫させてもらいました
海外での仕事内容について教えてください。
私がメキシコに赴任していたのは2008年から4年半の間でした。当時はアーレスティメヒカーナ(メキシコのグループ会社)がまだ立ち上がってから2、3年目で、現地スタッフも若く経験の浅い人がほとんど。私は鋳造技術のアドバイザーとして、彼らの指導を任されたのです。溶解から仕上げに至る全工程について、基礎から技術を教えなければならないのですが、彼らのほとんどはスペイン語しか話せません。スペイン語力とマネジメント力の両方が問われるミッションでした。
海外勤務にあたって、会社からどのようなサポートがありましたか。
私はそれまでずっと日本で働いていましたし、もちろんスペイン語の知識はゼロ。最初は戸惑いましたが会社のフォローが手厚いおかげですぐ現地に馴染めました。現地で働きながら週に2回スペイン語の研修を受けることができましたし、赴任時に必要な煩雑な手続きも会社が丸ごとサポートしてくれました。もちろん住宅も会社が用意してくれて、医療や日常的なインフラに関するフォローも万全。一年も経つとスペイン語もある程度わかるようになり、休暇を利用して妻と南米旅行を何度も楽しめるほどになりました(笑)。
メキシコ勤務を振り返っての感想を教えてください。
アーレスティメヒカーナは、今やアーレスティの中でも有数の生産拠点として高い生産力を誇るようになりました。立ち上げ時に自分が伝えた技術が、その礎として生きていると思うと誇らしくなります。日本に戻った現在は、アーレスティメヒカーナへのアドバイスを継続的に行いつつ、東海工場で量産製品の生産性改善と新規製品の試作に携わっています。今後の目標は、現在担当している製品の生産性を他工場に誇れるものに高めることと、トラブルが出ない生産準備の仕組みを構築すること。海外赴任で学んだことが、今も大きく役立っていると感じます。
ある一日の仕事の流れ
-
8:00
出社
メールチェック
予定確認 -
8:30
課内ミーティング
前日の不具合確認と当日の課内予定の確認 -
10:00
試作の条件出し後
試作品の品質確認 -
14:30
設計と更新型製作の打ち合わせ
-
16:45
退社